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劣化した波トタン屋根をカバー工法にてリフォーム!

10年以上経過して塗装が剥がれ
錆びてしまった波トタン屋根の
リフォーム工事をおこないました。

カバー工法といって古い材料の上から
そのまま新しい材料を被せていきます。

重ね張りや増し張りとも呼ばれ
外壁リフォームにも使われる工法です。

カバー工法の特徴として古い材料を剥がす手間と
処分費が少なくなり施工費を抑えることが
できるのでお客様のお財布に優しい工法と
言えるでしょう。

また処分の難しい石綿(アスベスト)が入った
主に工場の屋根で使われているスレート波板でも
このカバー工法が注目されております。

ただし、カバー工法には下地が
生きている状態であることが条件で
雨漏りがして下地が腐っていたり
シロアリに喰われて下地がボロボロの
状態ではカバー工法は不可能です。

波トタンの交換目安として錆びてきた、
バタンバタンと音がする、塗装が剥がれてきた、
雨漏りがするなどの劣化現象が起きてきたら
交換時期です。

波トタンは倉庫の屋根や壁に使われることが
多いため、母屋よりもリフォームの優先順位は
低い傾向にあります。

しかし、農家さんのように農機具を入れたり
農作物を貯蔵している方は雨漏りがあると
機械が壊れたり農作物が傷んだりするため
早めの対処が求められます。

また倉庫には波トタン以外にも瓦棒と呼ばれる
ガルバリウム鋼板を使った金属製の材料も多く
使われています。

瓦棒も波トタン同様にカバー工法が可能です。

強度については2019年に関東を襲った
台風15号と台風19号にも難なく耐えた
実績を持ちます。

これまでに何十棟とカバー工法による
施工を行いましたが不具合は1つもありません。

完成後の見た目についてですが材料を
重ねた分の厚みが出るので古い屋根と
新しい屋根の間に隙間ができます。

それを隠すためにケラバと呼ばれる
コーナー材を使用することによって
カバー工法でも美しい仕上がりとなります。

今回使用した材料は「ガルバリウム波板」と
いって、ガルバリウム鋼板を波形状にしたもので
耐用年数が20年〜30年と長いのが特徴です。

ガルバリウム鋼板はアルミニウム55%、亜鉛43.4%、
シリコン1.6%で構成されたメッキをコーティングすることで
サビや腐食に強く塩害地域でも15年は持つと言われています。

なので波トタンのリフォームですと
ガルバリウム鋼板をオススメします!

色は主にブルー、黒、ブラウンの3色で
最近はブラウンが流行です。