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折板屋根とは？塗装は必要？メンテナンス時期とサイン

折板屋根とは大規模な建物、身近な例ですと
工場、体育館や駅舎などに使われる金属屋根の
代表的な屋根工法とされています。

材質は主にガルバリウム鋼板が使用され
錆や腐食に強く耐用年数は塩害地域でも
15年、一般的に20?30年と言われております。

一般住宅の場合、車庫や倉庫に使われ
梁や母屋に直接、葺くことができるため、
野地板や胴縁などの下地材が不要となり
工期の短縮と費用削減が期待できます。

そんな折板屋根ですが塗装による
メンテナンスは必要なのでしょうか？

結論から言うと必要です。

塗装よるメンテナンス時期は10年が
目安となります。

え！？

ガルバリウム鋼板は20年から30年、
持つんじゃないの？

塗装は必要ないんじゃない？
と思われた方もいらっしゃると思います。

ガルバリウム鋼板はアルミニウム５５％、
亜鉛４３.４％、シリコン１.６％によって
構成されたメッキ処理が施されています。

これにより錆や腐食に強くなっているのですが
色付けや保護のために塗料が被せてあります。

塗装時期が近づくと、この塗膜が剥がれ
色が薄くなったり錆びてきたりします。

塗装時期のサインとして表面を指で触ると
白い粉がつくチョーキング現象が発生します。

これは塗料が紫外線や雨風によって劣化し、
顔料が表面に出てくる現象のことです。

こうなると塗膜の保護は役目を終えて
新たに塗装をおどこす必要があります。

これが通常10年で塗装のメンテナンスが
必要となる理由です。

ガルバリウムは錆に強いとされていますが
錆が出ないわけではありません。

耐用年数は長いですが、その間に錆が発生すれば
劣化の進み具合が早くなり美観も損ねます。

錆が出てしまうと錆を除去するための大掛かりな
ケレン作業による手間と費用がかかります。

錆が出てくる前に塗装をすることで
材料の寿命を伸ばすことにもつながり
メンテナンス費も大幅に軽減することが
可能です。

腐食が酷い場合は葺き替えも検討しな
ければならず、葺き替えは塗装と比べて
高いメンテナンス料が必要となります。

折板屋根で錆が最初に出てくるのは
屋根材と柱を固定するボルト部分です。

なのでボルトの錆が確認できたら
塗装の時期が近づいていると考えても
いいでしょう。

ということで折板屋根も塗装が必要で
メンテナンス時期は10年、長くても
15年でチョーキング現象やサビなどが
発生したらメンテナンスのサインとなり
塗装をする、もしくは葺き替えるかなど
検討する必要があります。

当社でも折板屋根の塗装工事を
行っております。

塗装の時期かな？と思われた方は
ご相談ください。